Jasperoft Studio

投稿者: | 2024年2月10日

Jaspersoft Studioは、帳票作成のOSSであるJasperReportsが使用するテンプレートを作成するためのツールです。
Eclipseベースで作られています。

インストール

今回は、StandAloneモデルをWindows10にインストールしました。

  1. 下記から、Jaspersoft Studio CE をダンロードします。
    https://community.jaspersoft.com/project/jaspersoft-studio/releases
    

    執筆時点の最新バージョンは6.8.0でした。
    インストーラ形式とzip形式がありますが、zip形式をダウンロードします。
    TIB_js-studiocomm_6.8.0_windows_x86_64.zip

  2. ダウンロードしたら、解凍します。

  3. 解凍したらできる Jaspersoft Studio.exe をダブルクリックすると起動します。

メニューの日本語化

デフォルトではメニュー表示は英語とイタリア語しか使えません。そこで、EclipseのLanguage Packsを使って日本語します。

  1. Jaspersoft Studioを解凍したフォルダの下の下記フォルダのフォルダ名を確認します。
    jaspersoftstudio\dropins\eclipse\features\org.eclipse.babel.nls_eclipse_it_4.2.0.v20130724060447
    

    最後にある「4.2.0.v20130724060447」が言語パックのバージョンです。

  2. 下記サイトから同じバージョン(もしくはそれに近しいバージョン)の日本語LanguagePackをダウンロードします。(4.2.0 の場合、Junoになります)

    https://archive.eclipse.org/technology/babel/index.php
    

  3. 展開してできる features と plugins フォルダを下記に置きます。

    jaspersoftstudio\dropins\babel\
    
  4. Jaspersoft Stuidoを起動します。

IPAフォントの設定

PDF化したときに日本語が表示できるようにIPAフォントを設定します。

  1. 下記サイトから4書体パックをダウンロードします。
    https://ipafont.ipa.go.jp/old/ipafont/download.html
    
  2. 解凍します。

  3. 「ウインドウ」-「設定」-「Jaspersoft Studio」-「Fonts」を開き、「Add From Path」で先ほど解凍したパスを指定します。

帳票を作ってみる

今回は、下記のようなCSVファイルをデータソースとして、サンプルのテンプレートに表示させてみます。
ファイル名は、New_file.csv です。

    "コード","銘柄","現在値","前日比"
    "9020","JR東日本",10195,+25
    "9021","JR西日本",8524,+33
    "9022","JR東海",22891,+225
  1. まず、プロジェクトを作ります。

  2. プロジェクト名はSampleとします。

  3. プロジェクトができたら、レポートを作成します。

  4. 今回はBlank A4を使います。

  5. ファイル名はそのままBlank_A4.jxmlを使います。

  6. 続いて接続するデータソースとして、CSVを使うため、「New」ボタンをクリックします。

  7. 「CSV」を選びます。

  8. 「File」をクリックして、CSVファイルのパスを指定すると、自動的に列名が取得されます。

    今回のCSVファイルはUTF-8で保存しているので、「Encoding」を「UTF-8」にします。

  9. 今回作ったデータソースが設定されていることを確認して、「次へ」をクリックします。

  10. どのフィールドを使用するかを選択して、完了します。


  11. 左の「Fields」をクリックして、フィールドを表示します。

  12. それぞれのフィールドのClassを String型 に変更します。


  13. それぞれのフィールドの配置します。


  14. 配置したエリアのフォントの指定をします。


  15. 「Preview」をして、表示されるか確認します。

  16. 「PDF」を選ぶとPDFが生成されて表示されます。

以上、簡単な動作確認でしたが、いろいろと頑張ればできそうな気がします。

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